カイロプラクティックとは

カイロプラクティックの誕生は、1895年で今から100年以上前にアメリカで発祥した治療法。
カイロプラクティックの語源は、ギリシャ語の「手(cheir)」と「治療(praktos)」で、手技による治療を意味する造語である。
D.D.パーマーの友人でもあるウィードが、治療方法のいくつかの名前を提案し、最終的にD.D.パーマーによってカイロプラクティックとなった。

D.Dパーマー
治療の誕生

D.D.パーマーのオフィスビルの管理人である、ハーベイ・リドラーは、17年以上も周囲の音や雑音をほとんど聞き取れないほど耳が聞こえなかった。1910年に初版が刊行されたD.D.パーマーの自叙伝「カイロプラクティック アジャスター」には、最初のアジャストメントのくだりが書かれている。

1895年9月18日
リラードの説明では、「窮屈な姿勢で身をかがめた時に、何かが背中を走るような感じがして、それっきり何も聞こえなくなった」。
D.D.パーマーは、リラードの耳が奇妙な形で突然聞こえなくなった事に注目した。
D.D.パーマーはリラードの脊柱を検査しているときに、脊柱の不整列の兆候である隆起を発見した。これが、D.D.パーマーの用語でいうサブラクセーションであった。
その後、診察台の上にリラードをうつ伏せに寝かせ、脊柱の不整列を正すために両手でその椎骨にスラストを加えた。これが、カイロプラクティックの最初のアジャストメント。
17年以上、聞く事のできなかったリラードの聴力は、椎骨が元の位置まで戻ると(最初のアジャストメント)以前と同じように聞こえるようになった。

カイロプラクティックは、
D.D.パーマーやB.J.パーマーが説いたように病気の原因を椎骨サブラクセーションに求め、脊柱のアジャストメントだけで病気を治そうとするストレート派。
もう一つは、単一病因説の限界を主張して、幅広いアプローチを望むミキサー派がある。
カイロプラクティック治療の考え方
脊柱・骨盤等の骨格構造に主眼をおきながら、手技を用いて人間の正常な神経支配を回復させようとする治療法。

カイロプラクティックのテクニック

カイロプラクティックの治療院へ何度か行かれた人は、ここではこの様なやり方だったけど、あそこではこの様なやり方だった、という事があると思う。
つまり、カイロプラクティックで行なう治療法やテクニックは沢山の種類がある。少なくても20~30種類のテクニックがある。

・ 敏速スラストテクニック
カイロプラクティックの独特な手法
・ デバーシファイトテクニック
デバーシファイトとは、「多様性のある」という意味で、いろいろなバリエーションを持つ最も一般的なテクニック。100年以上の歴史の間で様々に変化し多様なテクニックとして広まった。

・ 牽引―伸延テクニック
COXテクニックに代表される。Dr ジェームス・コックスが椎間板障害の治療のためにオステオパシーの概念を再構築した理論で、牽引を行なうための独特なテーブルがある。

・ ノンフォーステクニック
ノンフォースとは、力を用いないという意味で、人間の重力を利用したり、反射を使ったテクニック。
ここにあげた4つは、カテゴリーに分類したものです。その中で様々なテクニック名があります。多くの場合、開発者の固有名詞がつけられている。

カイロプラクティックの現状

欧米では法制化されており、大学でカイロプラクティックを専門に学び資格を取得する。しかし日本では法制化されておらず、誰でも開業することができる。その為残念ながら、日本のカイロプラクティックの教育レベルは、数ヶ月の研修を受けただけの人からアメリカのカイロプラクティック大学を卒業した人D.C.まで存在するが、一定の基準がないのが実情。

カイロプラクティックの定義

カイロプラクティックとは、人体を構造と機能の関係において捉え、その動力学的、解剖的あるいは生理学的な機能システム系に重点をおきながら、健康と病気を研究する学問であり、それに基づく治療である。
NCA(日本カイロプラクティックアカデミー)卒業校より

ACAによるカイロプラクティックの定義
カイロプラクティックは、健康の回復と維持する為に、人体固有の自然治癒力と脊柱と神経を重視しながら筋骨格構造と身体の機能の関係を利用する科学と術である。

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ひろさきカイロプラクティク